RULOを正しく使う方法 – コツとテクニック
目次
※本記事はThePadelSchool.com様の動画内容を引用し、許可を得て翻訳・記事化しています。
こんにちは、パデルポ編集部です。
今回は「THE RULO(ルーロ)を正しく使う方法 – コツとテクニック」をお届けします。Ruloの基本から具体的な狙い方、使いどころまで詳しく解説します!
【はじめに】Ruloとは?パデルでの役割を知ろう
Rulo(ルーロ)はスペイン語で「転がす」という意味を持つ、パデル特有のトップスピンオーバーヘッドショットです。テニスでいうと、セカンドサーブで強いトップスピンをかけて相手コートに跳ねさせる感覚に近いです。このショットをマスターすることで、従来の「3メートルスマッシュ(3 MERS)」だけに頼らず、より低リスクで確実にポイントを取る選択肢が増えます。
【ポイント1】テニス経験者がやりがちなミスとは?
テニス経験者に多いのが、パデルでも強打してボールをコート外に出す「3メートルスマッシュ」に頼りすぎてしまうことです。確かに決まれば気持ち良いショットですが、実際にはミスやリスクが高く、相手が強いほどチャンスを与えてしまいがちです。
その点、Ruloはサイドフェンスにスピンをかけてボールを低く跳ねさせるため、相手にとってリターンが難しくなり、より安全にポイントを重ねられるのが大きな魅力です。
【ポイント2】Ruloを打つおすすめのポジション
Ruloはほとんどの場合、コートの左サイドから打つのが理想です。理由は、左肩越しにロブされたボールを追いかける際、自然に体の向きとラケットの角度が作りやすく、トップスピンをかける動きがスムーズだからです。
テニス経験者でサーブが得意だった人ほど、この「左肩越しにラケットを回し、後頭部の後ろから前へブラッシングする感覚」は馴染みやすいはずです。
【ポイント3】右サイドでのRuloは要注意
もちろん右サイドからもRuloを打つことは可能ですが、角度が狭くなるため、サイドフェンスを狙いにくくなります。無理に打つとコート中央を大きく開けてしまい、逆に相手に攻撃のチャンスを与えてしまうので注意が必要です。
【ポイント4】狙いどころを具体的に理解する
Ruloを最大限に活かすには、フェンスの「2本目の柱」付近を狙うのが効果的です。ボールをフェンスに近づけて当てるほど、跳ね返りが強くなり、相手はリターンが難しくなります。
逆に、フェンスから離れた場所にバウンドすると、跳ね返りが弱くなり相手に拾われやすくなってしまうので、狙う位置にはこだわりましょう。
【ポイント5】初級者がRuloを取り入れるタイミング
初心者のうちは、「左肩越しにロブされた時に左サイドから打つ」という基本の形をまず意識しましょう。相手のロブが浅めで高すぎない時に使うと成功率が高いです。
とにかく最初は「タイミングを間違えないこと」が大切です。
【ポイント6】上級者が意識すべき戦術的な使い方
少し慣れてきたら、Ruloを戦術的に活用してみましょう。例えば、相手がネットに詰めてきた時には、無理にサイドフェンスを狙わずに相手の足元に沈めるRuloを打つのも有効です。
足元を狙えば相手は高い打点で打てず、次の展開でこちらが有利に立てます。「必ずフェンスに当てなければいけない」という固定観念を捨て、状況に応じて柔軟に使うことがポイントです。
【ポイント7】Rulo習得のためのテクニックを学ぼう
正しいRuloを打つには、
– グリップ
– 肩の回し方(ターン)
– インパクトの位置
など、基礎技術の習得が欠かせません。
ThePadelSchool.comでは、Ruloに特化した詳しいレッスン動画を公開しており、トップスピンスマッシュのコースも用意されています。
【まとめ】低リスクでポイントを取れるRuloを武器に!
パデルにおいてRuloは、強打一辺倒のスマッシュと違い、リスクを抑えてポイントを重ねる頼もしい武器です。左サイドからのタイミング、狙いどころ、状況に応じた戦術をしっかり覚えて、あなたのゲームを一段階レベルアップさせましょう!